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就活対策シリーズ〜⑫企業分析編〜

前回の業界分析編に続きまして、今回は企業分析についてお送りします。

秋インターンや早期選考の対策に向けて、ぜひ参考にしてください!

 

企業分析の目的

企業分析の目的は次の2つです。

  • やりたいことができる会社か判断するため
  • ESや面接で的確に自己アピールするため
 

やりたいことができる会社か判断するため

日本にはたくさんの企業があります。同じ業界の企業であったとしても、企業によって事業内容は異なっていて、どの企業でもやりたいことが出来るとは限らないのです。

例えば、がん治療について研究していて就職してからもがん研究に携わりたい人がいたとします。この人が市販品をメインに扱う製薬会社にエントリーしてしまったら悲惨ですよね。

あらかじめ企業分析をしていれば、このようなミスマッチを防ぐことができます!

 

ESや面接で的確に自己アピールするため

企業分析をしっかり行った人は、ES面接自分の長所と会社の仕事内容がマッチしていることを的確に伝えることができます。

「御社で活躍できます」と伝えるとき、「(事業内容を知らないけど)色々な場所で活躍できます」という就活生と、「私の長所は分析力なので、課題を設定して仮説検証を行う〇〇部署で活躍できると思います」という就活生では、後者の方が説得力がありますよね。

企業分析をしっかりと行うことで、志望度の高さをアピールできます。

 

企業分析のやり方

1. 自己分析する

あなたが企業でやりたいことは決まっていますか?

よく「どの会社も魅力的に見えて選べない」、「〇〇業界はどの会社も同じように見える」という意見を聞きますが、これは就活の軸が定まっていない場合に起こります。

就活の軸が定まっていれば、「この会社はすごいけど自分には合わないな」、「自分には合わない企業だと思ってたけど、意外と自分の軸に合っているな」と、企業を選ぶことができます。

 

2. 採用HPを見る

企業分析は、まずは採用HPから始めましょう。

HPからは次のような情報が得られるはずです。

  • 会社の歴史
  • 求める人物像
  • どのような事業を行っているか
  • どのような製品・サービスを提供しているか
  • 売上高や利益率、海外売上比率
  • 主な取引先や販売先
  • 職種ごとのキャリアプランの一例

これらは最低限の知識としてまとめておきましょう!

 

3. IR情報や中期経営計画を見る

IR情報とは、企業に投資をする株主向けのスライドなどのことです。社外の人にも伝わる表現で、分かりやすく情報がまとめられています。

中期経営計画とは、今後5年間の企業の経営方針が書かれたものです。新卒採用は10年後を見越して行われています。「企業の今後の課題を解決できる人材」であることをアピールするために、とても重要であると言えるでしょう。

IR情報、中期経営計画ともに、事業の売り上げや利益率、企業が事業を行う上でのリスク、企業が今後注力していく領域が明記されているので参考にしましょう。

 

4. インターネットで気になる事業について検索する

採用ページやIR情報、中期経営計画で企業分析を行い、就活の軸が定まっている人は、気になる事業が存在すると思います。

採用HPなどは網羅的に書かれているので、気になる事業を深堀りすることには向いていません。

ここはインターネットの力を借りて、新聞社などの特集を探しましょう。

また、その企業の顔である、社長のインタビューなどを探しても面白いと思います。企業が成功できた理由や今後に向けた課題を話している場合が多いです。

 

まとめ

企業分析は、企業選びでミスマッチを減らすだけでなく、説得力のある志望動機を書くことにも役立つため、就活においては必須です。

やればやるほど、周囲の就活生と差を付けることが出来ます!

忙しい人も隙間時間を見つけて頑張りましょう!

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